2023年8月11日甘利山・千頭星山(南ア)(A2)

投稿者: | 10月 1, 2023

今日は「山の日」。特急あずさはトイレに行きにくいほどの満員。韮崎駅からジャンボタクシー(往復13,350円)に乗る。一気に高度を稼ぎ、甘利山駐車場に到着(1,640m)。空気感が全く違う。涼しい!車の数も多くなく、静かな山が期待できそうだ。売店を右に見て、緩やかな遊歩道を進む。甘利山頂上まで550mの看板を見ながら少し行くと左に東屋、富士山も目の前に現れ絶景だ。クマザサの遊歩道を進む。高原の牧場のようだ。植生保護のため木道・ネットなどがあり春の花の季節は終わっているが、秋の花が咲いていた。あっという間に甘利山山頂だ(1,742m)。平坦な明るい山頂だ。目の前に千頭星山が見える。ここで蜂に首筋を刺される人が出たが、ポイズンリムーバーの活躍で大事に至らずに済んだ。1パーティーに1個は必需品だと痛感した。富士山を見ながら進むと最初の急坂(100m)になる。さすがに暑い。汗が噴き出る。奥甘利山の南側に出た。ピーク(1,843m)は北側にあるので、少し足を延ばした。マルバダケブキ(丸葉岳蕗)の背の高い、黄色の大きな花が群生しており元気をもらう。奥甘利山を過ぎるとまた急坂が続く。大西峰に到着、右に行くと御所山への分岐である。まっすぐ千頭星山に向かう。ここから緩斜面になり、山頂に近づくと最後の急坂になる。千頭星山山頂(2,139m)に到着、甘利山山頂と趣が全く違い、展望のない苔むした山頂である。ここで昼食をとった。この山頂は17℃で汗に濡れた体が寒いぐらいだ。昼食後、この先に展望台があり、鳳凰三山が見えるかもしれないと期待し、ザックをデポして往復10分行って見たが、展望台らしきところはなかった。帰路はピストンで甘利山駐車場に戻った。韮崎駅に下り立って、あまりの暑さに驚く。夏は2,000m越えの山に限ることがよくわかった。山に品格というものがあるかどうかわからないが、この山は品のある山であった。素晴らしい天気に恵まれ、素晴らしい山を満喫できました。  (記 k)


<今後の同山域への計画に対してのアドバイス等> 韮崎市山岳観光推進の実証事業として、韮崎駅から「甘利山」への乗り合いタクシーが2023年は7月~10月の土日に運行されている。通常片道6,000円~7,000円の区間が片道2,000円にて1名から予約可能。但し、4名以上の場合は個別にタクシー予約した方がお得になる計算となる。(記 s)
<コースタイム>韮崎駅(/8:30)=甘利山駐車場(9:10/9:30)-甘利山(9:50/9:55)-奥甘利山(10:25/10:40)-大西峰(11:30/11:35)-千頭星山(11:55/12:30)-展望台(12:40)-千頭星山(12:50)-大西峰(13:10)-甘利山(14:20/14:25)-甘利山駐車場(14:45/15:00)-韮崎駅(15:30/)
<参加者>8名