2023年2月25日(土)(箱根)城山・幕山(A1)

投稿者: | 6月 27, 2023

湯河原駅に集合、2台のタクシーに分乗して、城山入口に向かう(所要時間約 20 分、1台3,400 円)。昭文社の地図では破線ルートになっているが、藪をかき分けるのは最初だけ、その先にはしっかりした道が山頂まで続いている。神奈川新八景の一つに数えられている城山は標高 562m。湯河原でも風光明媚な所として知られているが生憎のどんよりとした曇り空、集合写真を撮って直ぐに歩き出す。林道を進み舗装された急坂を沢山の石像群に見守られながら下っていく。最後は石段を僅かに登り返すと、正面に大きな洞窟が現れる。ここが石橋山の合戦で敗れた源頼朝が隠れたというしとどの窟だ。60 体余の石仏が安置され、頭上の岩の窪みから滝が落ちてくる不思議な空間だった。そこからはひたすら下る。25 分ほど経過すると沢音が聞こえてくる。視線を上げると、右に新崎川、正面にはこれから向かう幕山の姿がどんと構えていた。舗装道に出て緩やかに上っていくと小さな橋、そこを渡ると大石ガ平だ。ここでランチを済ませ山道に入る。杉林を抜け、南郷山との分岐を分け、整備された道を緩やかに上っていくと広々とした山頂の幕山に到着。目の前には真鶴半島や相模湾の展望が広がっていた。小休止の後は、最終目的地、湯河原梅林に向かって下山を開始。ジグザグの急坂が続き灌木林を抜けるとそこは別世界だった。斜面には、紅梅と白梅の共演が素晴らしいまるで絨毯のような梅林が広がっている。右に見える幕山の岩壁にはロッククライミングを楽しむ人の姿も見られる。花を愛で写真を撮りながら梅林を下ると幕山公園、広い公園は沢山の人で賑わっていた。そこからバスに乗り湯河原駅で解散した。
期待していた青空には恵まれませんでしたが、見所満載、お花見のタイミングもばっちり、変化のある充実したコースでした。                      (記 K)


<今後の同山域への計画に対してのアドバイス等>城山登山口までの路線バスもあるが、現在運休中。湯河原梅園からのバスは臨時バスも多数出ていて、さほど待つことなく10分ほどで湯河原駅前に着く。                               (記 N)
<コースタイム>湯河原駅(/9:00)=城山入口(9:20/9:25)-城山(10:00/10:10)-しとどの窟屋 (10:50/11:00)-大石が原(12:00/12:20)-幕山(13:20/13:40)-幕山公園(14:40/14:50)=湯河原駅 (15:20/)
<参加者> 8 名