(2/19)朝6時半に新宿駅集合、リーダー車で美濃戸口に向かう。9:00到着時、登山口に近い駐車場は既に満車、下の方に車を止める。なお、駐車場までのアプローチはスタッドレスタイヤでないと進めない程の積雪と凍結状態だった。本日は無風で気温も低くない。身支度をして9:15に歩き始める。美濃戸山荘(閉館中)に着くころまではほとんどすれ違う人もいないが、赤岳から下山途中のハイカーと山荘で言葉を交わす。「私は昨日、赤岳山頂で2時間ねばったけれど、結局晴れませんでした。でも今日は最高の天気ですよ。との言葉に、今日来れてついていたと思う。山荘でアイゼンをつけ、登山再開。歩き始めから一面の雪景色で、登山道も雪に覆われていたが、この時期に何度も硫黄岳に来ているリーダーらによると、こんなに積雪していることはめったにないのだとか。歩くのは楽しいが、アイゼンは重いし、空気は薄くなるし、私はどんどん先行から後れを取ってしまった(SLがしんがりを務めてくださったので一人では歩いていません)。それまで影も形も見えなかった後続にもどんどん抜かされていく。コースタイムを大幅に超過して今日のお宿の赤岳鉱泉に到着。夜は名物のステーキに舌鼓を打ち、倶楽部の歴史、在り方や今後のこと等、熱い議論を戦わせた後、夜7時半には翌日に備えて就寝した。(記 T)
(2/20)赤岳鉱泉(標高2,220m)での朝食後、硫黄岳へ向かう。昨日、体調不良の1名が赤岳鉱泉での待機となった。前日、雪が降ったが、先行トレースがあり、利用させてもらう。2,510m付近から尾根沿いに登るトレースを登ると先行パーティが戻ってきた。ルートが違ったとのこと。同じトレースを登った、我々も10m程下り、夏道ルートを進むが腰までラッセルとなる。先行パーティは5時に出発したとのことで、だいぶラッセルに苦労したようだ。我々は6:50に出発したが、8:10頃に先行パーティに追いつくことができた。ラッセルを交代し、進むが腰までのラッセルで苦労する。交代した先行パーティの若者はパワーがある。我々は赤岩ノ頭の手前2550m付近で登頂を断念して、赤岳鉱泉へ戻る。硫黄岳へ向かったパーティは先行の「ならしの山の会」の他に2番目が我々のパーティ、下山時に他に1パーティが登ってきただけだった。赤岳鉱泉で、アイスキャンディでの練習風景を見学後、美濃戸口まで戻った。予定より早く下山できたので、原村の「かやの湯(入浴料650円)」に入浴後、中央道を利用して新宿まで戻った。(記 A)
深い雪、無風の好天、小屋ステーキ、「鬼ラッセル」、雪だるまづくり、温泉、帰路の中央道での突然のあられとの遭遇等、たったの二日間とは思えない盛り沢山の山行をご一緒できた皆様にも感謝申し上げます。それにしても冬山、雪山の厳しさを思い知った山行でした。これから頑張りたいと思います。(記 T)
<今後の同山域への計画に対してのアドバイス等>
八ヶ岳は入山者が多く、しっかりしたトレースがあることが多いが、積雪状況により、ラッセルに苦労する体験ができた。八ヶ岳での雪山入門の山である硫黄岳でも登高に時間がかかり、登頂には体力が必要な場合もあります。硫黄岳登山では雪崩の危険もあり、赤岳鉱泉より注意するようにとのアドバイスをもらったが、改めて雪山の厳しさを感じることができました。(記 A)
<コースタイム>
(2/19)新宿駅西口工学院大学前(/6:25)=美濃戸口(9:00/9:15)-美濃戸山荘(10:30/10:55)-赤岳鉱泉(13:35/泊)
(2/20)赤岳鉱泉(/6:50)-標高2550m付近(8:55/9:00)-赤岳鉱泉(10:00/10:15)-美濃戸山荘(11:30/11:55)-美濃戸口(12:40/13:00)=ふれあいセンターもみの湯(13:30/14:10)=新宿駅西口(16:40/)
<参加者>5名