2024年3月2日(土)~3日(日)北八ヶ岳・天狗岳(八ヶ岳)(B2)

投稿者: | 5月 1, 2024

(3/2)茅野駅から路線バスは、週末の八ヶ岳の登山客・ピラタス蓼科スノーリゾートのスキー客で
混み合い、増便 2 台。ロープウェイ山頂駅に着き、アイゼンをつけ登山開始。快晴で透明な八ヶ岳
ブルーと白銀の樹林帯。「メルヘンな童話の白銀の森を彷徨う」あるいは「別荘暮らしでこの景色を
ずっと眺め続けられればいいな」など意味のない設定、空想に耽りつつ歩く。縞枯山荘を経て、雨
池峠からやや急登し縞枯山、茶臼山の山頂へ。展望台は風が強い。フェースマスクや冬用手袋をし
ていても、頬が痛く、手が悴む。上空は風が強いのか、渦巻き雲、エビの形をした雲あり。南アル
プスや八ヶ岳の峰々が聳え、見事な眺望。大石峠から茶水の森を抜け、麦草ヒュッテに。さらに白
駒の森を経て標高 2100m にある天然湖、白駒池に至る。周辺のシャクナゲ群生は、リーダーによる
とキバナシャクナゲとのこと。花の咲く頃また来てみたい。湖面の氷は薄く横断禁止だが、中央に
はスノーシューで通った跡が見られた。湖畔で写真を撮り、冬の白駒池の雰囲気を満喫した。少し
登り、本日のゴールの高見石小屋に到着。有名な揚げパンは午後 2 時まででありつけなかったが、
夕食は山小屋としては別格でレストランのよう。晴天の星空も素晴らしく、小屋の天体観測イベン
トでスタッフから星座の解説をしていただいた。メンバーでの登山談義、飲み会も盛り上がり、す
っかり雪山の夜を満喫できた。
(記 I)
(3/3)2 日目も朝から快晴である。天狗岳は毎秒 25mの強風予報であったが、決行となった。小
屋の朝食が 6:45 からだったため、予定を 30 分遅らせて 7:30 にスタート。積雪はあるが踏み跡が十
分あり、アイゼンでも足元が埋まることはない。1時間ほどかけて樹林帯の急登を進み、中山(2496
m)に到着。展望台では視野が開け絶景が広がる。立ち休憩後、中山峠を経て完全に樹林帯から抜
けると天狗岳がいよいよ目前に現れた。それと同時に風が一気に強まり、時折の突風に体ごと倒さ
れそうになる。これ以上進むことは危険であると判断し、東天狗岳(2640m)山頂直下の分岐点に
て、リーダーが撤退を決定した。その後、中山峠の分岐から黒百合ヒュッテを経て渋の湯へと下山
した。
(記 S)


<今後の同山域への計画に対してのアドバイス等>
北八ヶ岳ロープウェイで入山し、縞枯山、茶臼山、白駒池、高見石、中山峠と南下する北八ヶ岳
縦断ルートは、激しいアップダウンは少なく、シラビソの森のスノーハイクが楽しめます。天狗岳
は、南八ヶ岳のピークと同じく、冬は風が強く注意が必要です。
(記 M)
<コースタイム>
(3/2)茅野駅(/9:20)=山麓駅(10:20/10:40)=ロープウェイ山頂駅(10:50/11:10)-縞枯山荘
(11:20/11:30)-雨池峠(11:30)-縞枯山(12:00/12:10)-茶臼山(13:00)-大石峠(13:40)
-麦草峠(14:00)-白駒池入口(13:30)-青苔荘(14:40/14:55)-高見石小屋(15:50/)
(3/3)高見石小屋(/7:30)-中山展望台(8:20/8:25)-中山峠(8:50)-黒百合ヒュッテ(9:30/9:45)-渋の湯・唐沢鉱泉分岐(10:10)-渋の湯(11:00)=茅野駅(13:30)
<参加者>7 名