2021年10月8日(金)~10月9日(土) (伊豆諸島)利島・宮塚山(A1)

投稿者: | 12月 20, 2021

前夜、竹芝桟橋を出港し横浜港、大島を経由し利島港に到着すると30~40人の乗客が下船したが山へ行く装備は我々だけだった。他の乗客は迎えに来ていた民宿の車で次々と姿を消す。船客待合所近くで準備をして海抜ゼロメートルから歩き始める。車道が大きく曲がり小さな十字路を右折すると阿豆佐和気命神社を右に見て進み、利島一周道路に出ると正面に堂山神社がある。ここで小休止し一周道路から離れ左側の石段の道に入る。この石段が意外と長い。(水平距離280m、標高差100m位)

石段が終わると簡易水道施設が現れ再び利島一周道路に出る。ここから緩やかな道を歩き右に清掃センター、次に夕日展望台を見送ると南登山口に着く。登山道はジグザグにできているので歩きやすかったが、途中には風で倒された木や小枝が所々に散乱していた。展望台への分岐を見送ると5~6分で宮塚山山頂に着く。周囲は樹林に覆われているので展望は得られないが、多人数が休める広さに切り開かれていた。記念山行の集合写真を撮り昼食後、東登山口に向かい途中の分岐から展望台をピストンする。分岐から5~6分にある展望台は鉄骨、木製で樹林の高さを超えているので北側の視界が開けており利島港や村落が一望でき、大島と広がる大海原までは良く見えたが、船上から見えた富士山や伊豆の山々は霞んで見えなかった。展望を楽しみ分岐迄戻ると、この先は東登山口まで階段状の土留めが続き登りには使いたくないという声もあったが短時間で一周道路に出た。

蓮池もあるウスイゴウ園地を過ぎてから分岐する林道に入り往路の水道施設付近で一周道路に合流する。小雨が降ってきたこともあり石段の道を避け一周道路を下ることにした。一時雨が強くなったこともあったが堂山神社に戻り朝通った道より短い郵便局回りの道を下る。港に着いた時には、まだ大型客船が到着していなかったので乗ることもできたが1時間後に出るジェット船まで待合所でゆっくり休んだ。時速80kmで走るジェット船は快適で先に出港した大型客船は大島を出港してすぐに追い越し久里浜港経由で東京に戻った。(記 N)

<今後の同山域への計画に対してのアドバイス等>

  • 山頂までの登山ルートは利島一周道路からの南登山口と東登山口の2ルートで、危険な所はない。地理院の地図では他に北側からのルート(点線)があるが指導標もなくヤブで見当たらなかった。点線ルートは利島のハザードマップでは土砂災害警戒区域になっている
  • 利島は港が北側のみで波が高いとジェット船だけでなく大型客船も着岸できない。往復ジェット船では山頂往復に時間が足りず、往復とも大型客船での山頂往復では時間に余裕がない。大型客船で夜行、帰路ジェット船で余裕のある行程が組める。(記 N)

<コースタイム>(10/8)東京竹芝桟橋(/22:00)=(10/9)利島港(7:40/7:45)-堂山神社(8:05/8:10)-清掃センター(8:45)-南登山口(9:00/9:10)-宮塚山(9:55/10:20)-展望台(10:30/10:50)-東登山口(11:15)-ウスイゴウ園地(11:20/11:25)-堂山神社分岐(11:55)-利島一周道路(12:00)-利島郵便局(12:30)-利島港(12:45/13:55)=久里浜港=東京竹芝桟橋

<参加者>7名