2021年9月23日(金・祝)~25日(日)(北ア)大日三山~称名の滝(B1)

投稿者: | 11月 5, 2021

(9/23)立山駅から7分ほどで標高980mの眺めの良い高原地帯に到着。ここで標高2450mの室堂が7.9℃と表示されていた。次は高原バスに乗り継ぎ室堂をめざす。車窓からは立山杉の巨木、称名滝、紅葉の弥陀ヶ原、剱岳が見え、明日からの山行が楽しみでワクワクした。あっという間に室堂到着。バスを降りると風が強くなってきた。昼食後、室堂山の展望台まで行ったが曇りで眺望は楽しめなかった。秋の風情の室堂平をみくりが池をぐるりと散策しながら雷鳥荘を目指した。(S.K.)

(9/24)室堂→奥大日岳:歩行に支障なし。このエリアはとても眺望が良く地獄谷から火山ガスが立ち昇る荒涼とした風景、早月尾根を長く伸ばす美しい剱岳、遠くには槍ヶ岳~笠ヶ岳も見えた。
奥大日岳→大日小屋:道幅、狭くなり崖やリッジのような所があり、鎖、梯子の箇所があり歩行注意の場所がある。箱庭のような紅葉の美しい七福園で昼食。
大日小屋→大日岳:歩行に支障なし大日岳山頂は展望良かった。
大日小屋→大日平小屋:急坂を下るので注意。大きな岩がゴロゴロあって通過に時間がかかった。木道が始まったあたりから雨が本降りになり雨具を着用し視界の悪い木道や泥濘を進む。小屋の発電機の音が聞こえた時はうれしかった。小屋の方がストーブと除湿機のついた乾燥室を準備しておいて下さり下山後の片付けがスムーズに終わった。今回は幸運にも紅葉の見頃で良い山行だった。(S.K.)

(9/25)大日平小屋を出発。前日夕方からの雨も止み、快晴。雨露が朝日を浴びて輝いている。木道(滑り止めが付いており歩きやすい)を進むとすぐに立山弥陀ヶ原 大日平に到着。明るい高層湿原だ。目の前に雲海と富山市内が見える。約30分歩くと木道が終わり、ぬかるんだ道が続く。しばらく行くと急坂になり、岩を削った階段・鎖・梯子(土が詰まっている個所もあり要注意)が次々と現れる。このあたりから多くの登山者が登ってきて、すれ違いに神経を使う。聞くところによると下の桂台地点のゲートが7:00に開き、一斉に登山を始めているとの事。牛ノ首の難所を慎重に下り、つづら折りの急坂を降りる。渓流の音が聞こえ始まると大日岳登山口に到着。ここから称名滝まですぐだ。滝が近づくにつれ細かい水滴を浴びる。称名橋を渡るにつれ、滝の全貌が見えてくる。落差350m、ものすごい迫力だ。さすが日本一。だが残念なことにこのあたりの紅葉は始まっていなかった。滝を堪能して、称名滝バス停に行く。秋を満喫できた素晴らしい山行でした。(K)

<今後の同山域への計画に対してのアドバイス等>
奥大日岳からの劔岳の展望は特に素晴らしい。庭園のような七福園の紅葉は見ごたえあり。
大日小屋にザックをデポし、大日岳にピストン出来る(往復1時間)。
大日小屋から大日平山荘までは急坂で慎重を要する。湿原から小屋までも長く、雨でぬれた木道は滑りやすいので注意。
大日平小屋から牛首まで「立山弥陀ヶ原・大日平」の展望を楽しみ、最後はご褒美の称名滝を見てバスに乗る。 

<コースタイム>
(9/23)電鉄富山駅(/09:58)=立山駅(11:03/11:20)=美女平(11:27/11:40)=室堂(12:30/13:30)-雷鳥荘(15:30/泊)
(9/24)雷鳥荘(/6:40)-奥大日岳(9:40/9:50)-大日小屋(12:40/12:50)-大日岳(13:10/13:20)-大日小屋(13:40/14:00)-大日平山荘(16:30/泊)
(9/25)大日平山荘(/6:40)-牛の首(7:55)-大日岳登山口(9:10)-称名滝(9:20/9:40)-称名滝バス停(10:10/11:00)=立山駅(11:15/11:28)=電鉄富山駅(12:32/)

<参加者>6名