2021年6月26日(土)~28日(月)(東北)姫神山・早池峰山(B2)

投稿者: | 11月 5, 2021

(6/26)レンタカーで登山口に到着。天気は晴れ。ゆっくりと緩やかな勾配の登山道から始まる。30分ほど上ると泉が湧き出る清水神社に到着する。登山道脇にはハヤチネウスユキソウも咲いていた。無風だったが、しばらく進むと、涼しい風が吹いて来て、遅い新緑の美味しい空気をたっぷりと吸い込む。その後水石、笠石等の奇石を通過して、姫神山山頂に到着する。山頂は日曜日とあって家族連れやグループで賑わっていた。360度の展望があり、遠くにうっすらと岩手山や明日登る早池峰山も見える。昼食休憩後、同じ道を降る。盛岡から登山道まで車で数十分で来ることができ、かつ素晴らしい展望で、個人的には低山ではお勧めの山だと思いました。明日に向けて有意義な足慣らしができた。(F)

(6/27)3時40分に宿を出発、暗闇の中ヘッドライトを付けて3:50に登山を開始。空が明るくなってきてから宿で用意してもらった大きなおにぎりを食べる。鶏頭山避難小屋を過ぎると徐々にハヤチネウスユキソウなど多数の花が出現、また視界が開け、後ろを振り返ると雲海。鶯の声も聞こえて一気にさわやかな気分になる。また岩場が始まり、既にストックが邪魔な状況になってくる。

鶏頭山を過ぎてからの尾根歩きは、南側が切り立っているとのことだったが、特に危険箇所はなく、最後に急な岩場を通過し中岳へ。中岳辺りで、2~3組ほどの早い登山者が我々を追い抜いていった。早池峰山からの登山者とすれ違ったのもほんの数組。絶好の縦走日和なのに登山者は少なくほぼ私たちの貸し切り状態。今がシーズンの花は、登山道脇で我々を癒してくれたが、倶楽部の花、ゴゼンタチバナもあちこちに群生している。中岳を過ぎると高山植物帯があり、イワカガミやチングルマなど知った花の他にも様々な花々が出てくる。まとまって咲いていると本当にかわいく、写真を撮らずにいられない。時間泥棒。早池峰山山頂までは、岩場が多く、梯子もいくつかあるが、特に危険箇所はなし。早池峰山到着前くらいから少し雲が目立ち始める。頂上で休憩を取った後は剣ヶ峰を目指すが、45分ほどの距離なのにこれが果てしなく遠く感じる。空は暗く近隣の山の方では雷鳴も聞こえるが、雨には降られず。途中、軽い藪漕ぎのような箇所あり。剣ヶ峰を終え、分岐まで戻ると、下山開始。急な梯子を通過すると、その後はひたすら蛇紋岩の下り。滑りやすいので、雨が降らなくて本当に幸運だった。小田越登山口への下山は16時。計画より2.5時間ほど早く到着することができた。その後車道を昨夜デポしたレンタカーの置いてある河原坊駐車場まで歩き、トータル13時間の行動時間。無事に長い1日が終わった。

 個人的にはかなり久々の10時間超えの山行となった。不思議と不安はなかったが、無事終えてみて、かなり満足感が高かった。早池峰をピストンではなく縦走できたのは本当にラッキーだと思った。また、麓の早池峰神社や山頂に沢山置かれていた剣が気になるので、このエリアの信仰について少し調べてみようと思う。(S)

<今後の同山域への計画に対してのアドバイス等>
*姫神山  特になし。城内登山道は広く整備もされており危険個所もない。途中水場あり。
*早池峰山 稜線は岩場や泥濘あり、又小田越までの下山路は蛇紋岩等のガレた岩場の連続で雨天時は避けた方が賢明。稜線縦走路は展望も良く、そこかしこに花畑があり、雨天時では楽しめないと思う(当然ですが)。水場は途中1ヶ所表示あるが確認はしていない。

<コースタイム>
(6/26)盛岡=姫神山城内登山口(10:35/10:45)-清水神社(11:10/11:15)-姫神山山頂(12:25/13:10)-清水神社(13:40)-姫神山登山口(14:00)=宿(16:00/泊)
(6/27)宿(/3:40)-登山口(3:40/3:50)-避難小屋(5:40/5:50)-ニセ鶏頭山(6:35)-鶏頭山(7:00/7:10)-水場表示版(8:20)-中岳(10:00/10:20)-早池峰山山頂(12:20/12:45)-剣ヶ峰分岐(13:00)-早池峰剣ヶ峰(13:30/13:45)-剣ヶ峰分岐(14:20)-五合目(14:50/15:00)-小田越登山口(16:00/16:05)-河原坊駐車場(16:40/)

<参加者>6名