2020年8月2日(日)(奥秩父)金峰山(A2)

投稿者: | 10月 17, 2020

長い梅雨が明けて夏空が広がる。これから気温が上がるであろう塩山駅から山の方を見ると雲が広がっている。手配済のジャンボタクシーに乗り込み出発。8名であれば乗合バスと乗合タクシーを乗り継ぐより早くて若干安い。1時間ほどで標高2,365mの大弛峠に着く。ここは車が乗り入れられる日本で最も高い峠である。(国道は渋峠で2172m)富士山5合目とさほど変わらない高さなので8月でも涼しい。駐車場は既に満車500~600m下の路肩まで駐車車両があった。自己紹介を済ませてスタート。本日の目的地金峰山までは標高差約300mであるがアップダウンがひたすら続く。途中給水を取りながら順調に進む。細かなアップダウンは地味に堪える。そんな中、前回雨天中止だった時が見頃のシャクナゲが私達を出迎えてくれた。長い梅雨で気温が上がらなかったので8月まで残っていたのだろうか?朝日岳に着くと一度視界が開けたが、ガスがかかっていた。先の方に山頂と五丈岩がかろうじて見える。意外に人が多く、密を避けるため休憩もそこそこに先を急ぐ。標高2,600m近辺を歩いているが樹林帯が続く。森林限界は高い方であると感じる。辺りに大きな石が多くなり、木々の高さが低くなってきた。山頂まではもう少し。南アルプス、富士山、八ヶ岳はついに顔を出してくれなかったが、歩いてきた稜線がはっきりと見えた。五丈岩の前で距離を置いて昼食。五丈岩に登ろうとした私をリーダーが「時間がないから今度にしようね」と優しく窘める(笑)。ピストンなので来た道を戻るのだが「こんなに下ったかな?」と思うくらい復路の上りが多く感じられた。空を覆う雲は多くなってきたが、降られることなく大弛峠に無事到着してタクシーで下山。塩山駅を列車が出ると同時にもの凄い土砂降り。夏山は夕立と時間の勝負である。私は大弛峠からは初めて上ったが、今度は快晴の稜線歩きを狙って車で来たいと思った。(K)

<コースタイム>塩山駅(/8:30)=大弛峠(9:30/9:45)-朝日岳(11:00/11:10)-金峰山(12:20/12:45)-朝日岳(14:00/14:15)-大弛峠(15:15/15:35)=塩山駅(16:35/)

<参加者>8名