根岸駅について間もなく、ぽつぽつ雨が降り始めたが、梅雨の今、それも蓮の花の鑑賞会なので、あまり苦にもならない。バスを降りて、すぐ三渓園の入り口に到着。700円の入園料を払い、7時に園に入る。早朝にもかかわらず、結構大勢の人が訪れていた。目の前にすぐ大きな葉の中で、鮮やかなピンクの蓮が、小雨の中、咲いている。蓮の花の命は4日だそうだが、大きいのに儚い。園内は大きな池を中心に庭が広がり、その周りを小高い山が取り囲んでいる。池には小舟が浮かび、鷺や水鳥、亀がいて、水墨画のようだ。雨も止み、園内をめぐる。三渓園は実業家でもある原三溪が本牧・三之谷に自宅を作り、芸術家の支援・育成をおこなった。三渓園を開園して日本の廃れた寺や、茶室を移築して園に配置している。国の重要文化財建築物10棟等がある。小高い山を登れば、下に首都高速道路が走るが、海が見渡せる。移築した建物は雨に濡れた緑に囲まれているが、季節が変わるとまた違った趣が楽しめられそうだ。10時10分に解散し、バスに乗り横浜駅に向かった。(K)
<コースタイム>根岸駅(/6:30)=本牧バス停(6:45)-三渓園正門(7:00)-三渓園正門(10:10/)
<参加者>10名