2023年10月21日(土)日向山・尾白川渓谷(南ア)(B1)

投稿者: | 11月 23, 2023

爽やかな秋晴れの元、ビーチではしゃいだ後は、しっとり渓谷散策と目論んでいたが、現実は……。予定より20分早く駐車場に着き、身支度も素早く済ませ歩行開始。秋の高い青空に期待が膨らみ、お喋りも歩みも快調。皆の足並みが揃い快速山行となる。矢立石登山口、矢立石駐車場と夫々立ち休憩を数分、危険、迷うような個所は無く、しっかりとした登山道の中、紅葉にはまだ若干早いが、秋の日差しに輝く黄金色の葉、その中をハッとするように赤く色づいた葉に目を奪われる。頂上直下の三角点に立ち寄り、目指すは山頂のビーチだ。着いた!白い砂浜、青い空、白い巨岩群、目の前は深い緑の中にポツンポツンと赤、橙、黄色に色づく山々。不思議な光景。人気の山だと納得。山頂は風が強く寒かったが予定より大幅に滞在してしまい、下山もハイピッチで尾白川駐車場にピストン。そして、今度は尾白川渓谷・竜神の滝へ出発。甲斐駒岳・黒戸尾根登山口への通り道、竹字駒ケ岳神社を通り過ぎ、吊橋を渡る。最初に出会う「千ヶ淵」、エメラルドグリーンの清流と水しぶきの白が綺麗だ。そしてここから先が登山となる。終始水瀑音の中、濡れている足場と右側の切れに気を付けながら、慎重に歩く。途中「定員1名」と書かれた鉄の短い階段を幾つか上がって旭滝、百合が淵を通過。ここ迄思ったよりタフ。そして木の根を掴んで這い上がった尾根の先にコースのフィナーレを飾る「竜神の滝」が見えた。期待していたより遠目が残念だったが、それでもその美しさと荘厳さは充分に感じられた。このまだ見ぬ光景を見たくて緊張とワクワク感を味わったのだ。復路の尾根道は歩きやすく、最初に渡った吊橋までサクサクと戻った。無事に下山できたことを神社にお礼して、駐車場に戻った。四肢をしっかり動かし、緊張感も有り、充実した楽しい山行だった。 (記 K)

<今後の同山域への計画に対してのアドバイス等>
 尾白川渓谷駐車場はかなり広いので、スムーズに駐車できる可能性が高い。
 日向山は、山頂のきれいなゾーンが広く、計画時から時間を十分に取ったほうが良い。
 尾白川渓谷の渓谷コースは、木の根を掴んで登る箇所や、切れ落ちたトラバース道があるハードなコース。それなりの登山の経験が必要であり、ほとんど山歩きをしたことがない入門者は、控えるべき。尾白川渓谷の周回は、時間的にはA1であるが、B1での募集が適切。ランクアップという考え方とアンマッチのコース。(記 S歩)
<コースタイム>尾白川P(/8:35)-矢立石登山口(8:45)-矢立石P(9:29/9:35)-三角点(10:55/11:00)-日向山(11:05/12:18)-矢立石駐車場(13:20/13:25)-尾白川P(14:00/14:10)-旭滝(15:00/15:05)-竜神の滝(15:35/15:40)-尾白川P(16:25/)

<参加者> 6名