薄いすじ雲は懸かっていたが、当日は明るい日差しのある朝を迎えられた。宿泊したペンションから車で15分程で菅沼(すがぬま)登山口駐車場に着く。準備をして駐車場奥の標高1,730mの菅沼登山口を出発。コメツガやシラビソ等の針葉樹林の中の登山道は空気が澄んでいて、ときより樹間を吹き抜ける風が心地よい。15分程の緩い登りの後に急傾斜の登山道を進み標高2,250mの弥陀ケ池(みだがいけ)に着く。澄んだ水をたたえた弥陀が池からは白根山の山頂部全容が臨める、湖畔の木道を進み座禅山近くの分岐点のベンチで休息。弥陀ケ池から先の登山道は森林限界を超えて見晴らしが良くなり、岩の多い急登が長く続くが、燧ケ岳等尾瀬方面の眺望も素晴らく体の疲れを癒してくれる。山頂直下の急な岩場を登り標高2,578mの白根山(奥白根山)の山頂に到着。ロープウェイを使ったルートを登る人が多く、連休中ということもあり山頂付近はすごく混雑していた。順番待ちをして三角点と山頂標識の有る最高地点で写真撮影をしてから火口跡を大きく回り込んで、五色沼を見下ろせる比較的広い場所で眺望を楽しみながら昼食をとれた。(日光を知り尽くしているリーダーに感謝)ゆっくりと休息した後に下山開始。滑り易いザレ場を経て樹林帯の登山道を下り避難小屋分岐(大日如来分岐)に着く、そこから先はロープウェイ山頂駅からの散策コースとして整備されている。分岐から不動岩を経て標高2,000mの白根山ロープウェイ山頂駅に到着。白根山ロープウェイはゴンドラタイプ8人乗りキャビンが随時循環しているタイプなので待ち時間無く乗車できた。(記 H)
<今後の同山域への計画に対してのアドバイス等>日光白根山はロープウェイの利用者が多いですが、ルートは根の張り出した滑りやすい急登、山頂直下のザレ場があり決して楽ではないので、登りは眺めの良い菅沼からのルートがお勧めです。山頂標識は火口を一旦下り、岩をよじ登った数人しか立てないほど狭い所にあるので写真撮影に混みあいます。6月から10月の間は日光湯元温泉と鎌田間に関越交通のバスが運行しているので、アクセスも便利です。(記 T)
<コースタイム>ペンション(/6:55)-菅沼登山口(7:10/7:20)-弥陀ケ池(9:20/9:30)-白根(10:55/11:45)-避難小屋分岐(13:20/13:25)-白根山ロープウェイ山頂駅(14:00/14:10)-白根山ロープウェイ山麓駅(14:25/)
<参加者>6名