東京百名山の公開にあたって

日本ハイキング倶楽部は2023年に創立90周年を迎えました。その記念事業として東京百名山を選定し、広く一般に公開することとしました。約150名の会員へのアンケートによって候補の山をリストアップし、約3年間で120回ほどの山行を実施し、度重なる選考会議を経て東京百名山を選定しました。

その選定範囲は「東京」百名山ですので、東京都の島嶼部の山も含みますし、街中の低山も含みます。選定基準は一律に設けず、実際に登った倶楽部員の意見をもとに「登って良かった山」「また行ってみたい山」を選びました。その際、山頂感に乏しい場合などは名山としてふさわしくないとして選外にしています。また、島嶼部の山でアクセスが悪く、倶楽部としての山行が叶わなかった山についても残念ながら選外としました。

本資料では百座それぞれに簡単な解説とモデルコースを紹介しています。日本ハイキング俱楽部の東京百名山を参考に、皆さんご自身の百名山を選定されてはいかがでしょうか。この資料が皆様の登山ライフを豊かにする一助になれば幸いです。

なお、東京百名山選定にあたって下記の資料を参照しました。また、東京百名山の解説作成に際して、自治体関係者などには取材、ホームページ、広報資料参照などでお世話になりました。そのほか情報収集に当たり、国土地理院地図はじめ、山岳関連出版社・メディアの各種媒体を参照しました。記して感謝申し上げます。

選定に当たっての主な参照資料

「多摩百山」（日本山岳会多摩支部HP）
「多摩100山」（守屋龍男、新ハイキング社、2003年）
「山の手100名山」（『東京人』2012年10月号）
「東京まちなか超低山」（中村みつお、ペリカン社、2018年）
「しま山100」（mont-bell BOOKS、ネイチャーエンタープライズ、2017年）

凡例はこちら

PDF版について

以下から東京百名山のすべての解説文を掲載したPDFファイルをダウンロード可能です。
日本ハイキング倶楽部創立九〇周年記念事業東京百名山(pdf)