(4/25)扇沢の無料駐車場に9時半に到着。平日ということもあり待ち時間なく立山黒部アルペンルート往復券を購入し、10時30分発の電気バスに乗車。黒部ダムからケーブルカーに乗り継ぎ黒部平パノラマテラスで眺望を楽しみ、立山ロープウェイ大観峰屋上展望台から後立山連峰を望んだ。今年からトローリーバスに代わり運用開始した立山トンネル電気バスで室堂着12時20分。荷物を置いて雪の大谷を徒歩で見学。最高点16メートルの雪の壁の高さを実感した。晴天のパノラマロードからの立山の残雪景色に感動しながら室堂駅まで戻り、ノーアイゼンで雷鳥沢キャンプ場へ向かう。途中、みくりが池手前の這松エリアでつがいの雷鳥と遭遇して感動。みくりが池温泉を通過しエンマ台から地獄谷と奥大日岳への稜線の景色を味わい、キャンプ場が見下ろせる雷鳥荘からの下りは午後の気温で緩んだ雪面をひざ下までのツボ足で下り切る。キャンプ場は水洗トイレと洗面台が完備。テント場も比較的空いており、早速テント設営、割り箸ペグを使用。小休止の後、ワカンを装着して浄土山、雄山、真砂岳、別山の山々を眺めながら、1時間ほど雷鳥平をスノーハイクして雪山を満喫。テントに戻り、リーダーに持参いただいた食材で鍋を楽しんだ。
(記 S)
(4/26)朝5時に起床。外はすでに明るく、雲一つない快晴。奥大日岳の山頂から朝日が照り付ける。朝食を各自とり、テントを撤収。一晩で雪がガチガチに凍り、割り箸で代用したペグをスコップで掘り起こすのに苦労した。雪が締まっていたため、アイゼンとストックを使用。雷鳥荘までは直登。途中、つがいの雷鳥を発見し、撮影タイム。室堂に戻り、コインロッカーに不要な荷物を預け出発。太陽が降りしきり、途中で服を一枚脱ぐが、一の越山荘に着く頃には風がでて、気温も下がる。ここからは、多くのスキーヤーが颯爽と滑っていく姿が見られた。雄山に向かう登山道はほぼ雪がなく、10分程してアイゼンを外す。上を見上げると青空、周囲は北アルプスの絶景。一等三角点に到着し、景色を堪能。半分以上、雪に埋もれた鳥居を通り越し、雄山神社に到着。山頂直下では、やっと劔岳が姿を現した。写真撮影をして、来た道を戻る。帰路では、再び雷鳥に遭遇。前日と同じ立山黒部アルペンルートで扇沢に戻る。外国人観光客のツアーが非常に多く、アルペンルートは混み合っていた。大町の温泉で疲れを癒し、帰京した。
(記 S)
<今後の同山域への計画に対してのアドバイス等>
立山黒部アルペンルートは当日券を利用したが、WEB予約券であれば、扇沢駅からスムーズに乗車できる。雷鳥沢キャンプ場をベースに浄土山や雄山から別山への縦走、大日三山へ歩くコースも可能。
(記 M)
<コースタイム>
(4/25)扇沢駅(/10:30)= 黒部立山アルペンルート= 室堂(12:20/13:20)- みくりが池温泉(13:45)- エンマ台(13:50)- 雷鳥沢野営場(14:40/15:40)- 雷鳥平周回- 雷鳥沢野営場(16:40/泊)
(4/26)雷鳥沢野営場(/7:50)- 室堂(8:55/9:25)- 一の越(10:40/10:50)- 雄山(12:20/12:30)- 一の越(13:10/13:20)- 室堂(13:55/14:45)= 黒部立山アルペンルート=扇沢(15:50/)
<参加者>3名