日光中善寺湖畔にある歌ヶ浜駐車場に予定より早く到着、広い駐車場に車は数台のみ。薄曇りで視界は良好で湖越し右手に男体山、左手に社山を一望。準備後にスタート、車道からイタリア大使館別荘記念公園への分岐地点でチェンスパを装着、凍結した道路を20分程歩くと別荘公園地に入り、スノーハイクの始まり。積雪は十分にあるが、踏み跡があり締まっているのでチェンスパでも歩行可能、右手に湖畔越しの男体山を見ながら進む。半月峠分岐手前辺りからは徐々に積雪も増え、昨日午後の緩みで付いたであろう踏み抜き跡が目立つ様になり、足元に注意しながら歩行。阿世潟分岐でリーダーのアドバイスによりチェンスパからアイゼンに履き替え、阿世潟峠の尾根まで登る。尾根に出ると一気に風が強まり、一旦衣類調整したメンバーも再び着込む必要のあるほどの寒さ。尾根を見上げるとピークの奥にも山並みが確認できた。峠を過ぎると風も無く、尾根沿いを登り返したP1567からは青空に真っ白な日光白根山も堪能できた。
急登に入ると雪質は粉雪状になり、鳴き声方向には親子3頭の鹿が山を下るのが見られ、尾根のトレースでは鹿の足跡とクロスする場所も通過、社山山頂からは男体山を眺めた。下山始めの尾根からは真っ白な雪庇の先に広がる男体山と中善寺湖、登って来た半月山へと繋がる尾根筋の眺めが素晴らしい。途中から粉雪が舞い、阿世潟先の湖畔を通る辺りでは男体山が見えない程になったが、別荘公園辺りでは雪も止み社山を背景に集合写真を撮影、湖畔沿いの雪道を進み駐車場に到着。中善寺温泉ゆとりろ日光で温まり帰路についた。中善寺湖畔の山々の様々な表情を見られた山行であった。
(記 S)
<今後の同山域への計画に対してのアドバイス等>
往路、いろは坂を上がり中禅寺湖畔の歌ヶ浜駐車場までの道路はきれいに除雪されていたが、復路は雪が降り始め慎重に下った。冬タイヤは必携である。コース上に危険個所はない。積雪は湖畔で積雪10~20㎝、チェンスパ。阿世潟からの登りからは軽アイゼンを装着した。阿世潟峠からは積雪30~40㎝、トレースはあった。
(記 N)
<コースタイム>
歌ヶ浜駐車場(/8:40)-半月峠分岐(9:25)-阿世潟(10:10/10:20)-阿世潟峠(10:35/10:50)-社山(13:05/13:15)-阿世潟峠(14:30/14:35)-阿世潟(15:00/15:15)-歌ヶ浜駐車場(16:40/17:00)=中禅寺温泉(17:30/)
<参加者>5名