見晴の良い高原のワインディングロードを気持ちよく車を走らせる。今日は絶好のドライブ日和、そして山日和。私にとっては三度目の霧ヶ峰だが、初めて天候に恵まれた霧ヶ峰だ。無料の肩の駐車場は満車であったが、有料駐車場に何とか場所を確保できた。林間学校だろうか? 40人ほどの中高生と見られるグループも3つほどいる。まずはさっと車山。登りながら後ろを振り返れば、八島ヶ原湿原から続く稜線の先に美ヶ原が見える。35周年記念企画の日本横断で美ヶ原から霧ヶ峰へ歩いた先輩らに想いを馳せる。歩みを進めると、夏空に映える気象レーダーが見えてくる。あっという間に車山山頂だ。車山の裏で息をひそめていた八ヶ岳が、その雄姿を表す。蓼科から赤岳へと続く稜線美。スヌーピー岩や、蝶々深山、物見岩と歩みを進めるが、日差しを遮るものがないため、いたるところから車山山頂の気象レーダーが良く見える。絵になる景色は、皆の心を躍らせ、軽快な足取りを生み出す。奥霧小屋(鎌ヶ池キャンプ場跡地)で昼食をとっていると、雨が降り始めた。山の天気は変わりやすいというが夏は特にそうだ。雨具を着こみ、残りをかきこむ。雨が降ったりやんだりを繰り返す空模様の中、八島ヶ原湿原はパスし、ゴール地点を目指した。終着地に着く頃には雨もやんだ。(記 S)
<今後の同山域への計画に対してのアドバイス等>
車山肩駐車場は無料・有料とも時期により満車になるので注意。自然保護センターにある駐車場などが代替か。夏季の天気は変わりやすく、朝は晴れていてもレインウェア必携。平坦な道も多いので傘もあると便利。
(記 I)
<コースタイム>
車山肩(/10:20)-車山(10:50/11:00)-車山高原リフト山頂駅(11:05/11:10)-スヌーピー岩(11:25)-蝶々深山(11:50/12:00)-物見岩(12:15/12:20) -奥霧小屋(12:50/13:10)-ヒュッテみさやま周辺 (14:00)-沢渡(14:05)-車山肩(14:40/)
<参加者>14名