(9/29)東武鉄道(野岩鉄道)の会津高原尾瀬口駅を9時40分に出発の尾瀬沼山峠行きのバスに乗り、1時間10分程で標高926mの駒ヶ岳登山口バス停に着く。バス停近くの駒ヶ岳登山口で準備を整えて11時05分に出発。沢沿いの舗装道路を進み、標高差150m程登ると30分程で滝沢登山口に着く、鉄製の立派な階段を登り登山道に入る。トチノキやブナ等の樹林帯の中の急登を1時間40分程進み、13時30分に標高1,634mの水場に至る。雨にはならなかったが風が無く湿度が高かった為、皆汗だくとなった。水場で昼食を取り13時50分まで休息。水場を過ぎると植生はシラビソやコメツガ等の針葉樹林帯へと変わり、やがて森林限界を超えて展望が開けてくる。登山道は傾斜が緩まり木道となり、広々とした湿原の景色となる。小屋直下の木道の急階段を登り、15時25分に標高2,060mの駒の小屋に到着。駒の小屋では売店で水や酒類を購入出来る、食事の提供は無いのでカセットコンロを借り受け一階の自炊室で夕食を取る。
(9/30)前日深夜に別棟の小屋のトイレに熊鈴を携えて行った時には、雲が抜けて満点の星空を望むことが出来たが、早朝の駒の小屋は深い霧に包まれていた。自炊室でリーダーが持って来てくれたケトルでお湯を沸かし、アルファ米にお湯を注いで朝食の準備をして、6時丁度に駒の小屋を出発。滑りやすい濡れた木道を注意しながら進むうちに立ちこめていた朝霧が晴れて青空が広がってきた。広々とした湿原の草紅葉が朝日に照らされて輝いていた。整備された木道を進み、分岐を右側に上り6時20分に標高2,133mの会津駒ヶ岳山頂に到着。他に人のいない静かな山頂で10分程休息してから中門岳(ちゅうもんだけ)に向かう。駒ヶ岳から中門岳への稜線は、なだらかで広々とした大湿原に木道が敷かれていて尾瀬の燧ヶ岳や至仏山、日光の山々等の眺望が素晴らしく、時折湿原を吹き抜ける風も心地よかった。途中、木道脇のベンチで朝食を取り、7時25分に標高2,060mの中門岳に着く。中門岳の標識は手前の中門大池の畔にあった。10分程休息して眺望を満喫した後に、来た道を戻り、駒ヶ岳山頂下の巻道を経て駒の小屋に戻る。休息後に9時丁度に駒の小屋を出発。往路と同じ道を下り、水場、滝沢登山口を経て12時05分に駒ケ岳登山口に到着。
(記 H)
<コースタイム>
(9/29)会津高原尾瀬口駅(/9:40)=駒ヶ岳登山口(10:48/11:05)-滝沢登山口(11:40/11:50)-水場(13:30/13:50)-駒の小屋(15:25/泊)
(9/30)駒の小屋(/6:00)-会津駒ケ岳(6:20/6:30)-中門岳(7:25/7:35)-駒の小屋(8:30/9:00)―水場(10:05/10:20)―滝沢登山口(11:35/11:40)―駒ケ岳登山口(12:05/)
<参加者>4名