2024年10月11日(金)~13日(日)御神楽岳・惣山(越後)(B2)

投稿者: | 11月 30, 2024

(10/11)移動日。
(10/12)本名御神楽は、福島県金山町と新潟県阿賀町との境にあり、山腹の壮絶な絶壁と深い谷が特徴で「会越の谷川岳」の異名がある。その北側に御神楽岳本峰がある。蝉ヶ平コースが山の魅力を最も味わえるということだが岩場歩きの上級者コースのようだ。タクシーで御神楽橋手前まで入り、御神楽登山口駐車場まで歩き準備してスタート。霧来沢沿いに進むと八乙女滝だ。鎖やロープがつけられた岩場を越え、河原歩きや徒渉を繰り返し、トチやブナの巨木が現れてくるとようやく尾根の取り付きだ。急登の先には杉山ヶ崎。ひと息して見上げれば、これまでガスばかりの景色の中に本名御神楽がそびえている。鞍部に下って登り返すと、目の前の岩場の上部から長めの鎖が下がっている。これを登り、また下るのかと思うと頑張れるのかと気持ちが萎える。しばらくすると避難小屋に着く。小屋は雨漏りのため修理予定で宿泊は勧められないと注意書きの貼紙あり。尾根伝いに登れば、本名御神楽の山頂だ。展望を少し楽しみ、御神楽岳本峰を目指す。ただ、これまでもそうだったが、とにかく足元が悪い。切れ落ちているところ、路肩が緩いところ、木の根が張っているところ、足の置き場に気を使う。少し下って上り50分で本峰山頂だ。360度の大展望と新潟県側に広がる紅葉に見惚れた。下山は往路を戻るが今度は急な下りなので慎重になる。疲れも出てきているので休みを多めにとりながら下山する。時間どおりに来てくれていたタクシーのドライバーさんの顔を見てほっとした。(記 T)
(10/13)最終日の天気は晴れて気温高め。車で惣山・福沢登山口に移動。赤い鳥居をくぐり神社の裏手にある登山道へ入る。紅葉は10日程先か。尾根道左手に沼沢湖の湖面が見え隠れ。所々岩場や鎖場の急登を抜け惣山の山頂に到着。昼食後つづら折れのクリやクヌギの目立つ樹林を下り、太郎布分岐からはまた上る。結構な急登のうえ緑の苔の斜面はツルツル。マムシを2匹見た者も。前山山頂は展望がないが少し先で湖のほぼ全景を見渡す。ここからは湖畔に向かって一気に下る。急傾斜でかなり滑りやすい上、人の踏み跡も乏しく枯れ落ち葉に覆われて歩きにくい。ハイキングコースと侮れない。沢沿いに進むと沼沢湖畔の道に出る。湖の向かい側に登ってきた惣山を眺めながら舗装路を進み駐車場に到着。ジャンボタクシーで会津中川に移動し道の駅を覗いた後、只見線に乗車。ボランティアの案内を助けに右に左に車窓からの絶景を楽しみながら帰京。(記 F)


<今後の同山域への計画に対してのアドバイス等>
本名御神楽岳山頂、御神楽岳山頂の展望は抜群ですが、登山道は崖や鎖場、ザレ場、急登の連続でこの季節は落ち葉と濡れた岩や根っこでかなりスリリング、雨の場合はとても危険な登山道になります。(記 I)
<コースタイム>
(10/11)東京駅(/10:15)=越後湯沢駅(11:31/12:14)=小出駅(12:56/13:12)=本名駅(15:19/15:22)=湯倉温泉(15:30/泊)
(10/12)湯倉温泉(/6:00)=霧来沢駐車場(6:25)=霧来沢登山口(6:35/6:40)-八乙女滝(7:09/7:11)-尾根への取付き(8:30/8:35)-杉山ヶ崎(9:25/9:30)-御神楽岳管理舎(10:18/10:25)-本名御神楽岳(10:48/10:53)-御神楽岳(11:46/12:07)-本名御神楽岳(12:48/12:55)-御神楽岳管理舎(13:11/13:15)-杉山ヶ崎(13:54/14:00)-尾根への取付き(14:40/14:45)-八乙女滝(15:53/15:57)-霧来沢登山口(16:15)-霧来沢駐車場(16:25/16:30)=湯倉温泉(17:00/泊)
(10/13)湯倉温泉(/8:10)=会津中川(8:22/8:50)=福沢登山口(9:10/9:22)-惣山(11:00/11:20)-前山(12:50/13:00)-前山登山口(14:00)-沼沢湖駐車場(14:29/14:30)=会津中川(14:45/15:39)=会津若松(17:24/17:30)=郡山(18:36/19:00)=東京駅(20:44/)
<参加者>7名