2024年10月10日(木)~13日(日)谷川岳・仙ノ倉山 谷川連峰主脈縦走 + 苗場山(谷川)(B1)

投稿者: | 11月 30, 2024

(10/10)新宿に集合し車で出発。上越道を昭和ICで降り、平標山登山口駐車場を目指す。渋滞もなく、スムーズに到着した。そのまま車中泊にて就寝。
(10/11)平標登山口駐車場で車中泊をした後、徒歩5分程のバス停に移動。越後湯沢駅で電車に乗り換え、土合駅に向かう。西黒尾根登山口まで移動し、登山開始。歩き始めてすぐに汗が額を流れるが、時折吹く風が肌寒く感じる。10分程で水場があり、水分補給。視界が開けると、皇海山、上州武尊山などの山々が遠くに見える。ラクダの背でやっと休憩。ここからは、ツルツルした岩が多く、滑らないように慎重に進む。ひたすら登り続け、天神尾根を歩く多くの登山者が見えてくる。ここまで来れば、小屋まではあっという間だ。受付を済まし、ガスが取れるタイミングを見計らい、谷川岳の山頂へ向け出発。紅葉は既に始まっており、ガスが一瞬ぬけた時の赤と黄色のコントラストは見事であった。小屋で各自夕飯を済ませ、翌朝の長距離縦走に向け、早めに就寝した。
(記 S)
(10/12)満天の星空が迎えてくれた。4時起床後に朝食を取り山小屋で少し明るくなるのを待ち5時半に谷川岳肩の小屋を出発。小屋番さんが手を振って送ってくれた先には、オジカ沢の頭へ続く折り目のはっきりした稜線の片側に紅葉をまとっている。朝露で湿った岩道を慎重に下り、登り返すと程なく上州武尊山からの日の出が山肌を染める。鎖岩場を登りオジカ沢の頭に到着すると万太郎山へと続く稜線が一望できる。幅30cm程の細い笹路を下り登り返すと大障子の頭、そこから滑りやすい岩場を一気に下り、長い登り返しの途中で何度も振り返って稜線と紅葉を楽しみながら万太郎山に登頂。休憩後、笹の尾根道を進みエビス大黒の頭でも絶景のパノラマ。急で滑りやすい岩場を下りて越路避難小屋前で休み越後湯沢方面の遠景を右手に最後の登りで仙ノ倉岳に登頂。ここから平標山への山並みはこれまでとは大きく違い、なだらかな木道が続き道脇にはチングルマも見られた。登頂後に木道で平標山の家まで下り水場で水分補給して登山口駐車場まで下山した。晴天のもと見事な紅葉を楽しみながらの稜線歩きは疲れを忘れさせてくれた。
(記 S)
(10/13)登山口駐車場に車中泊。朝だけ動いている登山用リフトを利用し苗場山を目指す。リフト降車後、神楽ヶ峰というピークを越えていく。道は通常の登山道。途中、下ノ芝、中ノ芝、上ノ芝と休憩場があるので目安になる。笹原に木々が色づいている。神楽ヶ峰を超えると、苗場山の堂々とした山容が姿を現す。苗場山までは険しい岩場となるが、鎖などはなく慎重にいけば問題ない。急登の岩場を登り終えると突如視界が開け、そこには広大な高層湿原がどこまでも広がる。池塘が日に照らされ輝く。整備された木道を歩くと、自然体験交流センター(山小屋)が見えてくる。山頂はその脇にある。写真撮影後、湿原の遥か先にある龍ノ峰を目指す。三連休の中日で多くの登山客が訪れおり、木道では道を譲りながら進む。木道が終わりを告げ、少し歩いた先に龍ノ峰の三角点。ここで折り返すことにした。帰りに自然体験交流センターで昼食とトイレ休憩。トイレは長蛇の列で時間に余裕を持った方がいい。下山は、リフトは動いていないので、駐車場まで下ることになる。途中、雷清水で冷たい水をたっぷり補給。リフト分岐からは岩だらけの登山道を下ることになる。滑りやすいので注意が必要。和田小屋に着くと鋪道歩きになる。紅葉の苗場山を堪能し充実した一日となった。
(記 M)


<今後の同山域への計画に対してのアドバイス等>
・西黒尾根は、一部滑りやすい岩場があるので注意。雨天時の使用は控えたほうが良い。
・主脈上の避難小屋は、大障子避難小屋以外はかなり狭い。大障子以外は、グループでの使用は厳しい。
・苗場山のリフトは、2024年は、7/13-10/20の土日祝日のみ。プリンスクラブの会員になると、2,300円の料金が、1,500円になる。1会員で4名まで使用可能。モンベル会員割の場合には1,800円。
・苗場山山頂の交流センターのトイレは外だけでなく、14:00までは中も使用可能な模様。
・平標山登山口駐車場は、600円/日。
・祓川登山口駐車場は、1,000円/日。
(記 S)
<コースタイム>
(10/10)新宿(/20:45)=平標山登山口駐車場(23:50/泊)
(10/11)平標山登山口駐車場(/6:05)–平標登山口バス停(6:10/6:25)=越後湯沢駅(6:57/8:14)=土合駅(8:39/9:00)-西黒尾根登山口(9:35/9:40)-ラクダの背(11:30/11:45)-ラクダのコル(11:50)-肩の小屋(13:10/13:45)-トマの耳(14:00/14:05)-オキの耳(14:20)-奥の院(14:30/14:35)-オキの耳(14:40/14:50)-トマの耳(15:00/15:10)-谷川岳肩の小屋(15:20/泊)
(10/12)谷川岳肩の小屋(/5:30)-オジカ沢ノ頭(6:30/6:40)-小障子ノ頭(7:05)-大障子避難小屋(7:20/7:35)-大障子ノ頭(7:50/8:00)-万太郎山(8:50/9:00)- エビス大黒ノ頭(10:45/11:15)-エビス大黒避難小屋(11:35/11:40)-仙ノ倉山(12:10/12:30)-平標山(13:05/13:20)-平標山乃家(13:45/14:00)-平元新道登山口(14:40)-平標山登山口駐車場(15:35/16:05)=街道の湯(16:15/17:20)=祓川登山口駐車場(19:35/泊)
(10/13)祓川登山口駐車場(/6:00)=かぐら第1高速降り場(6:20)–下ノ芝(6:30)-中ノ芝(7:00/7:10)-上ノ芝(7:20/7:30)-神楽ヶ峰(7:50)-雷清水(8:05/8:10)-苗場山(9:10/9:15)-苗場山自然体験交流センター(9:20)-龍ノ峰(10:10)-苗場山自然体験交流センター(10:50/11:35)-雷清水(12:10/12:25)-神楽ヶ峰(12:35/12:40)-中ノ芝(13:00/13:05)-下ノ芝(13:30/13:30)-和田小屋(14:15/14:25)-祓川登山口駐車場(14:35/15:00)= 街道の湯(15:20/16:25)=新宿(21:40/)
<参加者>4名