2020年7月17日(金)~7月20日(月)日高 アポイ岳・楽古岳(B1)

投稿者: | 8月 21, 2020

(7/17)新千歳空港に11:00に集合し、レンタカーで浦河・ウエリントンホテルに向かう。(シングル6700円/1泊)。途中、オグリキャップ記念館・競争馬の牧場などに立ち寄りホテルに到着。到着後近くの丘まで散歩。早速キタキツネの出迎えを受けた。丘の上からは穏やかな太平洋を見た。

(7/18)天気の関係でアポイ岳を先に登ることになった。天気はほぼ晴れ。登山口駐車場には車5~6台と少ない。登山口を出て、ポンサヌシベツ川の橋を渡ると、熊出没注意の大きな看板。そこで全員、熊鈴を着ける。何と賑やかな事か。ここは「ユネスコ世界ジオパーク」になっているためか、林道・山道共に非常によく整備されている。しばらく行くと新道・旧道の分岐で旧道に進む。新道にはあまり人が入ってないようだ。この後五合目休憩小屋に到着。展望よく松の梢から太平洋が望める。ここから岩稜地帯に入り高山植物も増えてくる。エゾルリムラサキ、ハクサンシャクナゲ、アポイキンバイ、キンロバイ、サマニオトギリ、ヒナゲシ類など。次の馬の背お花畑も展望が良く360°日高山脈の山並が見え、アポイ岳山頂も見える。時々霧が上がってくる景色も素晴らしい。山頂直下の急登を登りきると、明るい開けた山頂(811m)に到着。山頂から吉田岳に向かう。個性的な山名が多い所なのに、なぜ山らしくない山名なのか疑問?なだらかな登りで笹の中のダケカンバのコントラストが美しい。しばらく行くとハイマツ地帯に変わり吉田岳に到着(825m)。吉田岳付近では高山植物に会うことはなかった。アポイ岳の高山植物に期待していただけに、少し物足りなさを感じた。いろいろな花が順番に咲くわけだが、時期的に遅いようだ。ベストは雪解け直後から6月中とのこと。(高山植物監視員談)吉田岳からアポイ岳に戻り、幌満お花畑に立ち寄る案もあったが、高山植物もこれ以上期待できないと思われ、同じ道を下山した。アポイ山荘で汗を流してから、ホテルに戻った。(K)

(7/19)前日の天気予報では朝に雨が残る可能性があったが、朝起きると、雨はなし。よかった。楽古岳へ向かう。楽古山荘までの林道がナビに表示がなく、国道236号線の陽春橋を目標に車を進め、ここから楽古岳の表示を頼りに林道へ入る。しっかり整備されている林道となっており、心配ない。終点の楽古山荘は立派な小屋で水場やトイレも整備されている。先行者の車が4台ほどあり、昨日登った男性から様子を聞く。渡渉は問題ないとのこと。上二俣からの急登が大変のようだ。メナシュンベツ川に沿った登山道を行く。すぐ1回目の渡渉となるが、石を伝わって歩くと簡単に渡れる。何度か石伝いに沢を渡り、上二股に到着する。ここから急登となる。最初はジグザグの道だが、やがて一本登りとなる。1140m付近でちょっと平な場所があり、楽古岳が姿を表わす。急登を登り1317mの地点を過ぎ、ハイマツ帯の中の道を登ると楽古岳山頂だ。展望よし。昨日のアポイ岳山頂と違い、静かな山が楽しめる。下山は往路を戻るが、急傾斜のため慎重に下る。上二俣まで下って、一安心。沢沿いの道を楽古山荘へ戻り、今夜の宿である、襟裳の民宿望洋荘を目指す。

(7/20)最終日は襟裳岬を散策後、買い出しツアーとなって、鵡川のシシャモ売り場に直行。昼食はホッキ貝のフライ定食等とシシャモのから揚げを食べ、大満足した。苫小牧市のウトナイ湖の自然を楽しんでから、新千歳空港のレンタカー屋経由で新千歳空港に到着、解散となった。(A)

<コースタイム>
(7/18)浦河ウエリントンホテル(/6:00)=アポイ岳登山口(6:30/6:45)-旧道・新道分岐(7:00)-五合目休憩小屋(8:20/8:35)-馬の背お花畑(9:20/9:30)-頂上・幌満お花畑分岐(9:40)-アポイ岳(10:15/10:35)-吉田岳(11:30/11:40)-アポイ岳(12:55/13:00)-馬の背お花畑(13:40/13:45)-五合目休憩小屋(14:15/14:20)-登山口(15 :30)=ホテル(17:05/泊)
(7/19)浦河ウエリントンホテル(/6:10)=楽古山荘(7:00/7:20)-上二股(8:25/8:35)-楽古岳(12:10/12:30)-上二股(15:00/15:10)-楽古山荘(16:05/16:10)=襟裳望洋荘(17:30/泊)
(7/20)望洋荘(/7:30)=襟裳岬=鵡川=苫小牧市ウトナイ湖=新千歳空港(15:30/)

<参加者>5名