山行報告
講習の会場は、小田急線渋沢駅からバスで15分ほどの大倉BS前の秦野戸川公園パークセンター2Fの多目的ホール(B)。部屋は24名用と記載されていたが椅子は16脚しかなかった。昼の12時から13時は他の利用者にも部屋を開放することになっている。利用料金は無料。午前中は机上講習として多目的ホールで、ロープの結び方(簡易チェストハーネス、トメ結び(八の字結びでも可)、ムンターヒッチ、オートブロック)を練習した後、ロープをフィックスしての通過方法の説明と人の重さを利用した支点を用いてボディー・ビレイを行う方法を班ごとに練習した。午後はまず穂高における渡渉遭難事例の説明を受けた後、橋を渡った対岸の石垣に移動した。そこで午前中多目的ホールで行ったボディー・ビレイの方法を実際に人の荷重をかけて班ごとに体験した。また、同様の状況においてムンターヒッチを使用した確保方法も体験した。最後に当会の過去の事故と前記の渡渉遭難事故をシュミレーションし対応方法について説明を受けて終了となった。今回の講習は、ハイキングの時に想定される状況に特化して、クライミングとは全く異なる視点からの講習内容で、より実践的でいろいろな場面への応用も可能な内容であった。(I)
午後から橋を渡ったところにある石垣などを利用して、午前中の机上講習を実践。
左写真は渡渉時の事故事例を再現し、ロープを使用した渡渉時の注意点の説明をしている。
<コースタイム>渋沢駅(/9:18)=大倉BS(9:30/9:35)-秦野戸川公園パークセンター研修(9:40/15:00)-大倉BS (15:10/)
<参加者>26名