(9/6)台風一過の晴れ渡った空の下、祓川コースを登山開始。越後湯沢駅からタクシーで祓川駐車場前移動し、そこからリフト乗り場までシャトルバスを利用。かぐら第一高速リフトで和田小屋からの1時間ほどの歩程をショートカット。下ノ芝付近のリフト下り場から歩き始める。前日までの台風の影響もあるだろうか、登山道は小さな沢になっていた。7合目を過ぎたころになると、ようやく展望が開けてくるが、次第に斜度が上がり大き目の岩がゴロゴロとした登山道になる。しばらく進むと木道に変わり中ノ芝のベンチで絶景を見下ろしながら休憩を取った。木道、岩場、木道と変化する山道を辿り「股スリ岩」を通過。田代湖や平標山などの谷川岳周辺の山々、燧ヶ岳、至仏山、巻機山や越後駒ヶ岳などの新潟の山々の絶景を楽しみつつ、神楽ヶ峰山頂に登頂した。苗場山への鞍部までをしばらく下ると、堂々たる風貌の苗場山が見えてくる。途中にある雷清水にて水補給。苗場山とその稜線を眺めながらおいしい冷水をいただいた。苗場山山頂までは、標高差200m程の急登。稜線と岩多めの登山道をひたすら辿り、雲尾坂の急登を登りきって頂上台地に到着。到着した瞬間、見渡す限りの湿原と青空が目の前にひらけ感動した。まさに天空の楽園!苗場山頂で集合写真を撮り、苗場山頂ヒュッテに荷物をデポしてから苗場山神社、龍ノ峰まで散策。龍ノ峰山頂は平坦であり特段のことはないが、近くにある大きな池塘横の木道から、ヒュッテがある丘まで続く湿原を見渡せる絶景を楽しめる。夕飯までの時間に食堂にてお酒も交えて楽しく反省会。夕飯(カレーライス食べ放題)をお腹一杯いただいてから黄金色に輝く日没の絶景を楽しみ一日目の行程は終了となった。
(記 I)
(9/7)本日も晴天なり。5時起床、5時半食事、6時半に小屋の前のテーブルに集合する。リーダー行程の説明後、下山口である小日橋に向かって昌次新道を下る。まずは、池塘の密集する中を木道でゆっくり下っていく。素晴らしい眺望に足が止まる。山座同定も山が多すぎて大変である。広大な湿原を見納め後には、いきなりの岩稜の急坂が始まる。急坂の後は緩やかなシラビソの森が続く気持ちが和らぐ。急坂、岩稜地帯を繰返しながら、気持ちの良いブナ林のフクベ平へ、水場で水を補給し、清津川迄一気に下る。清津川の河原歩きを経て赤湯温泉山口館到着、やや長めの昼食を楽しむ。赤沢温泉からも急登、狭めのトラバースとなかなか楽は出来ない。見返りの松でタクシー会社に連絡し下山時刻を伝える。トラバースが終えやっと林道に、ここから小日橋までは約1時間歩くことになる。小日橋からはジャンボタクシーで越後湯沢へ向かい解散となる。想像以上に変化のある下山道で山を十分楽しめるコースである。
(記 E)
<今後の同山域への計画に対してのアドバイス等>
・祓川コースにおいて、時期によっては、和田小屋付近から下ノ芝付近までに掛かっているかぐら第1高速リフトを利用することができる。
・昌次新道のフクベノ平〜桂ノ沢六合目間に水場があるが、かなり水量の細い沢であり、人によっては飲むことに抵抗を感じると思われる。
(記 E)
<コースタイム>
(9/6)越後湯沢駅(/7:35)=祓川登山口駐車場(8:05/8:10)=和田小屋(8:15)=かぐら第一高速リフト(8:20/8:35)-下ノ芝(8:46)-中ノ芝(9:33/9:39)-神楽ヶ峰(10:21/10:27)-雷清水(10:43/10:54)-苗場山(11:51/12:30)-苗場山自然体験交流センター(12:30/12:51)-苗場山神社(13:39)-龍之峰(13:53)-苗場山自然体験交流センター(14:37/泊)
(9/7)苗場山自然体験交流センター(/6:30)−深穴岩(7:53)−フクベノ平(9:06)−桂ノ沢六合目(10:10)−赤湯温泉山口館(11:29/12:10)−見返りの松(12:46/12:59)−鷹ノ巣峠(13:18/13:21)−小日橋(14:50/15:15)=越後湯沢駅(16:05/)
<参加者>8名