(7/25)5:50蓮華温泉駐車場を出発、青空をバックに朝日岳、雪倉岳がくっきりと見える。源泉帯を抜け、樹林帯に入り、天狗の庭までくると視界が開け日本海も見えた。ダケカンバ帯を抜けてチングルマ満開の白馬大池山荘に到着。ここから先はどこを見ても花盛り。ザレた登りが続き、雪渓からの涼しい風を感じながら船越の頭に到着。小蓮華までの稜線がきれいに見えるが、この時間になると長野側からガスが上がってきた。小蓮華山を経て三国境に到着すると、山の斜面にコマクサが群生していた。きつい登りを登りきると白馬岳到着。写真撮影して下山開始、白馬山荘に立ち寄ってかき氷で涼を取り、坂を下って頂上宿舎に到着。頂上宿舎の夕食朝食はバイキングでお米も美味しい。朝食は弁当に変更したが、2段重ねの立派な弁当だった。
(記 F)
(7/26)ご来光の時間に間に合うように白馬岳頂上宿舎を4時に出発しました。ヘッドランプを付けて急登を上り白馬岳に到着するとすでに多くの人が日の出を待っていました。山頂からは、展望がよく劔岳や遠くの山並みが360度みえ絶景です。充分堪能した後、雪倉岳を目指して今度は下りです。雪倉岳の本格的な登りの手前にある雪倉避難小屋で、トイレを借り簡単にランチを済ませてお花畑に癒されながら雪倉岳を目指してあとひと踏ん張り頑張ります。雪倉岳に向かう途中4か所雪渓を渡りましたが、1カ所のみチェーンスパイクをつけ、それ以外はツボ足で大丈夫でした。近くに巣があるのか、チェーンスパイクを装着しているときに雷鳥の雛たちがよちよち駆け寄ってきてかわいかったです。雪倉岳を越え、水平道と朝日岳を通るコースの分岐では、明日朝日岳を登るので本日は水平道を通って夕飯がおいしいと評判の朝日小屋に向かいます。水平道といってもアップダウンの繰り返しだったり、雪渓も所々にありましたが、ここもツボ足で通過しました。最後の木道を登りきると朝日小屋に到着です。受付をすませ、4時半から販売されるお寿司の販売に並び無事お目当てのお寿司と混ぜご飯を購入、夕食は山小屋名物のラーメンや地元の料理を堪能し明日の英気を養って、早めに就寝しました。本日も晴天に恵まれたくさんのお花畑に癒やされた山行となりました。
(記 N)
(7/27)朝3時に起床し、前日に小屋で購入したお寿司とまぜご飯をいただき、4時に出発。朝日小屋は、小屋泊/テント泊全員に朝4時までに出発するように促しているため、すでに小屋の中も外も混雑していた。ヘッドランプをつけて、滑らないように慎重に木道を歩く。分岐から先は、ひたすら登る。少しずつ明るくなってくると、登山道の左右に咲く様々な花や、遠くに見える山並みが見え始める。途中、雪渓があったが、ツボ足で歩ける程度であった。山頂手前では、能登半島、富山湾、日本海、山頂からは剣岳、立山、白山が目に入る。そして、朝日が昇り、今日も360度の素晴らしいパノラマだ。後ろ髪をひかれながら、山頂を後にし、吹上のコルまで下る。この後の雪渓は100メートル程あり、チェーンスパイクを装着する。雪渓は先行者のトレースがあり、小屋の方が色づけてくださっているので歩きやすい。木道を歩き、お花畑に癒されながら、標高を下げていく。樹林帯に入ると、お花の代わりに綺麗な新緑が目に入る。白高地沢出合からは最後の登りだ。橋を2回渡り、視界が広がる兵馬ノ平に着く。冷たい水で体を冷やし、休憩。木道を登りきると、蓮華温泉キャンプ場。ここから、さらに10分程度でゴールの蓮華温泉ロッジに到着。3日間の疲労と汗を流して帰京した。晴れの3日間、素晴らしい眺望とお花畑満載の山行でした。
(記 S)
<今後の同山域への計画に対してのアドバイス等>
蓮華温泉の駐車場は、土日は込み合いますので早めの到着が適です。花や紅葉の時期に訪れたいコースですが、宿泊が朝日小屋一択となり、3日間7時間歩くこととなります。しっかり準備をして出かけましょう。
(記 M)
<コースタイム>
(7/25) 蓮華温泉駐車場(/5:50)−白馬大池山荘(9:25/9:50)−小蓮華山(11:20/11:40)−白馬岳(13:10/13:25)−白馬山荘(13:35)−白馬岳頂上宿舎(14:30/泊)
(7/26)白馬頂上宿舎(/4:00)−白馬岳(4:50/5:09)−三国境(5:32/5:40)− 雪倉避難小屋(7:28/7:46)−雪倉岳(8:30/8:50)−水平道分岐(11:25/11:35)−朝日小屋(13:18/泊)
(7/27)朝日小屋(/4:00)-朝日岳(4:55/5:15)-吹上のコル(5:40/5:45)-花園三角点(8:15)-白高地沢出合(9:25/9:30)-瀬戸川出合(10:30)-兵馬ノ平(11:05/11:20)-蓮華温泉(12:00/)
<参加者>4名