2024年12月14日(土)梅ヶ瀬渓谷・もみじ台散策(千葉)(A1)

投稿者: | 2月 12, 2025

今日は小湊鉄道養老渓谷駅(国の登録有形文化財)から大福山、梅ヶ瀬渓谷を巡る周回コースを歩く。快晴の空の下、駅舎から続くもみじ林を抜けて出発する。宝衛橋を過ぎ、黒川沼の水鳥を目で追いながら、日向と日陰の寒暖差を感じつつ車道を進む。最盛期を過ぎたとはいえ、竹林や杉と紅葉とのコントラストは目にやさしく心地よい。女ヶ倉を抜けてやや傾斜を増した坂を登って行くと、道を覆い隠したもみじのトンネルに包まれる。大福山展望台への入口は閉鎖されていた。その先に白鳥神社口があり、長い急階段を登りきると日本武尊を祀る白鳥神社に到着。巨大な杉の御神木とスダジイなどに囲まれた森の中、古色蒼然とした社殿が鎮座していた。神社裏の小高い丘に大福山(292m)の頂上があった。その後、元来た道まで戻り、尾根ルートのやや急な坂を「もみじ谷」まで下る。梅ヶ瀬渓谷と交差した分岐で、日高邸跡方面と袂を分かち、養老渓谷駅方面へと進む。渓谷の両岸には梅ヶ瀬層と呼ばれる高さ30メートル以上もある垂直に切り立った浸食崖が続き、圧倒させられた。砂質と泥質の層が交互に重なってミルフィーユ状を呈している。かつて海底で堆積したものが地殻変動で隆起して出現したものだ。その崖上に紅葉が続く不思議な光景が広がる。渡渉を繰り返しながら進み、無事に渓谷歩きを終えることができた。今回は水量も少なく好運であった。帰路は渓谷橋から眼下に宝衛橋を眺めながら養老渓谷駅に戻った。終盤を迎えた紅葉だが所々色鮮やかな姿も見受けられた。ミルフィーユ地層は圧巻だった。
(記 K)


<今後の同山域への計画に対してのアドバイス等>
 JR内房線から小湊鉄道への乗換時間は非常にタイトだが、小湊鉄道車内でも切符を売ってくれる。小湊鉄道1日フリー切符がお得。渡渉が多いので、水量が多い時は注意。またヤマビルの季節は、対策をした方が良い。
(記 K)
<コースタイム>
養老渓谷駅(/10:20)-女ヶ倉(11:00)-梅ヶ瀬駐車場(11:35/11:55)-白鳥神社/大福山(12:05/12:10)-もみじ台(12:30/12:35)-女ヶ倉(13:45/13:50)-養老渓谷駅(14::25/)
<参加者>10名