東武日光駅は昭和レトロ制服の駅員がお出迎え。霧降高原へのバス移動は、混雑する東武駅前バス停を避けて隣接の大正レトロ駅舎なJR駅前から乗車する。観光客と共に標高1,345m霧降高原到着。南側に見渡す筑波山や遠くの山々の景色が快晴の青空に映える。紅葉はまずまずです。北側には元スキー場のニッコウキスゲ群生地斜面に1,445段の天空回廊階段が標高1,600m展望台まで続く。本日の散策コースは1,535mの展望台で折り返す。高原からは次に目指す標高1,158m大山と山腹の牧場が見渡せる。霧降川まで下って登り返すルートは、行き交う登山者の数は多くない静かな山歩き。唐松の黄金色と時々現れるモミジやガマズミの赤、コシアブラのレモンイエローがアクセントの紅葉が目を楽しませる。所々ヤマツツジまで咲いている。谷底の川を渡って登り返すとやがて風景が変わり牧場が広がる。大山頂上での昼食はのどかなひととき。天空回廊や更に遠くの峰々の景色と牧草地の雄大な景色を贅沢に味わう。頂上を後にして、錦秋間近の霧降高原山麓の景色を写真に収めつつ猫ノ平から滝見コースへの下りに入る。次々に現れる隠れ三滝を間近に見ては水音を聞き、渓谷美を楽しみつつ下り続けて霧降の滝バス停へ。本日の締め霧降の滝は、夕陽の色に染まり始めた陽光が周囲のなだらかな稜線の山々を柔らかに照らす背景とのコントラストが壮大で美しい。絶景を惜しみつつバスで帰路へ。
(記 F)
<今後の同山域への計画に対してのアドバイス等>
紅葉の季節、混雑する奥日光に行かずとも、霧降高原は駅から近く渋滞もなく、静かな山歩きができます。隠れ三滝の下りは雨の後は泥濘で滑りやすく、渡渉に注意が必要です。
(記 T)
<コースタイム>
東武日光駅(/8:57)=霧降高原(9:15/9:40)-天空回廊(10:15)-霧降高原(10:40/10:45)-大山(12:05/12:35)-猫ノ平(13:00/13:10)-マックラ滝(13:35/13:40)-玉簾滝~丁字滝(13:55/14:00)-隠れ三滝入口(14:30)-霧降の滝(14:50/15:28)=東武日光駅(15:43/)
<参加者>12名