2024年6月14日(金)~16日(日)天狗岳~本沢温泉(八ヶ岳)(B1)

投稿者: | 8月 10, 2024

(6/15) 6/14夜、車で出発、唐沢鉱泉車中泊。朝、目覚めると気温は冷え込んでおり、11℃位。6時に唐沢鉱泉を出発。半袖では肌寒い気温であったが、緩やかな登りからはじまり、急登な登りが断続的に続くので、すぐに体が温まりウェアリングで体温調整を行う。時折吹く、山の爽やかな風と木立の空気が清々しく感じられた。時々、水分補給を入れながら第一展望台へ到着。展望は非常によく、近くに赤岳、中岳コル、阿弥陀岳がみられ、少し雪の残る白峰三山も見渡せた。そこからまもなく第二展望台へ。ミツバオオレンがあちらこちらに咲いていた。ザレ場の登りが続き西天狗頂上付近は岩場の急登を越えると頂上到着。眼下に東天狗岳への道と登山者の登っている様子が見られ、視界良好。岩場を下って両側の谷から吹く涼しい風を受けながらもうひと頑張り、東天狗岳へ。こちらも八ヶ岳ブルーの空と開けた展望に鎮座する山々に感動する。ざれている岩場に気をつけて降りると、根石岳分岐に到着。ビーチのような白砂が太陽の光を浴びて眩しい。ザックをデポして根石岳に登頂。東、西天狗岳が見渡せて登り降りした稜線がくっきり見えた。分岐に戻るとそこからは白砂新道を本沢温泉にむけて滑りやすい砂利道と木の根っこが絡んだ道をひたすら下る。本沢温泉の水場は豊富に出ている。野天風呂は硫黄の香りが強い、白濁色のお湯で適温である。17時過ぎから各人の個食と持ち寄ったものを食べ、山の話で盛り上がった。
(記 K)
(6/16)第2日、本沢温泉でテント泊メンバーと小屋泊メンバーが小屋前に集合。小雨が断続的にパラつく中、昨日降りてきた白砂新道の急登を開始。硫黄の匂いの中、硫黄岳の爆裂火口の斜面が見え始めると、晴れ間が出てきてザックカバーを外す。根石岳分岐まで上り詰めると、東西天狗岳と根石岳の山頂、その間に広がるハイマツの緑が広がる。そこからごつごつした岩を登ると断崖の間の道/岩場を抜け、昨日と同様、東天狗山頂に至る。山頂付近には「天狗の鼻」の岩があり、何人かのメンバーはザックをデポしてその上に登った。南側には南八ヶ岳が聳え、北側には浅間山等の山々、眼下には針葉樹林の中、黒百合ヒュッテや中山峠が見渡せた。山道に戻り黒百合ヒュッテをめざすが、そこから北側の眺望もよい。「天狗の奥庭」を抜け岩場がずっと続く。ほどなく黒百合ヒュッテに着き小休止。リーダー曰く「今回は緩い山行」であったが、複数のピークハント、天狗岳の長い岩場、日本最高所の野天風呂と盛りだくさんで、出会いもあり、充実した山行であった。
(記 I)

<今後の同山域への計画に対してのアドバイス等>
唐沢鉱泉の駐車場は宿泊者専用なので、登山者は路肩に駐車する(40台程度)。トイレあり。本沢温泉テント泊者は、内湯、露天風呂それぞれ1回入浴につき1,000円。小屋宿泊者は無料。小屋の前とテント場近くに水場あり。
(記 S)
<コースタイム>
(6/15)唐沢鉱泉(0:50/6:00)-第一展望台(8:10/8:15)-第二展望台(8:45/8:55)-西天狗(9:40/10:05)-東天狗(10:20/10:35)-根石岳分岐(10:50)-根石岳(11:00/11:10)-根石岳分岐(11:20/11:30)-本沢温泉(12:30/)
(6/16) 本沢温泉(/6:45)-根石岳分岐(8:20/8:25)-東天狗(8:50)-天狗の鼻(8:55/9:10)-天狗の奥庭(10:00)-黒百合ヒュッテ(10:20/10:30)-唐沢鉱泉(11:55/)
<参加者>5名