2019年10月25日(金)~29日(火)(海外)バリ島 バトゥール山(A2)

投稿者: | 3月 26, 2023

山行計画

成田空港=デンパサール空港=ウブド(泊)=トヤブンカ-バトゥール山-パサルアグン寺院=トヤブンカ温泉=ウブド(泊)=原生林-沐浴場-山小屋-スバリ村田園-小屋=ティルタ・スダマラ寺院=ウブド(泊)=イバホテル前-チャンプアンリッジウォーク-イバホテル前-モンキーフォレスト通り-モンキーフォレスト=スバトゥの滝=デンパサール空港(機内泊)=成田空港
・集 合  9:00 成田空港 第一ターミナル北ウィング GAカウンター前(25日11:00発GA881便利用)
・帰 着  8:50 成田空港(29日00:45発GA880便利用)
・費 用  約60,000円(バリ島・デンパサール空港基点)
・地 図  (1/25000 地形図)なし        (昭文社) なし
・歩 程  1日目なし、2日目約4時間30分、3日目約4時間、4日目約4時間、5日目なし
・参加条件 パスポートがあること。残存有効期間が6ヶ月以上であること。
・申 込  8月31日締切
◎2日目にバトゥール山(1717m)へ登山ガイドと日本語ガイドと共に登ります。日中帯に登るため6:30登山開始予定です。下山後はトヤブンカ温泉(ぬるいプール)へ入浴予定。3日目は世界遺産である水利システム「スバック」を見学する文化トレッキングです。日本語ガイドから草花の説明を受けながら原生林を進み、途中の山小屋ではトゥアックという酒の工法を見学、ココナッツジュースを振舞われて一休み。田園を歩いた後は、風景を眺めながら小屋でティータイムとなります。4日目は「バリ島ウブド 楽園の散歩道」の本に紹介されているチャンプアンリッジウォークとモンキーフォレストをお散歩します。飛行機は各自手配。直行便のガルーダ・インドネシア航空を推奨します。JALやANAとコードシェア便運航中のため、JAL/ANAから予約可能です。宿泊地はウブドで日本人オーナーの宿へ連泊予定。朝食付きです。ティルタ・スダマラ寺院とスバトゥの滝でのムルカット(沐浴)は希望者のみ。4日目は新月で、ムルカットのパワーが強まるとされています。食事は日本食や洋食やインドネシア料理などを検討中。保険は海外旅行保険に加入していただきます。詳細は別途連絡をいたします。

山行報告

(10/25)前夜からの雨の中、成田空港ガルーダ・インドネシア航空カウンター前で集合し、手続きを済ませてバリ行き直行便に搭乗した。この後、成田空港は大雨により陸の孤島となってしまったそうだが、幸い我々は影響を受けずに済んだ。バリ島デンパサール空港で宿のドライバーにピックアップしてもらい、ウブド市内の宿に向かう。各部屋が独立したヴィラ形式で、我々の部屋の前には小さいがきれいなプールがある。夕食を部屋で軽く済ませて就寝。

(10/26)朝4時半、この日のガイドを依頼したバリ倶楽部の車に乗り、約1時間で登山口に到着する。日本語ガイド(マデさん)、ドライバー、登山ガイドの総勢3人のスタッフがつく。歩きはじめてすぐに日の出となる。登山口近くの祠の前で登山ガイドがお供え物をし、山行の無事を祈る。バリの人々の信仰を集める聖なる山だそうだ。最初は樹林帯で、日本では見かけない針葉樹、下草はシダ。しばらくすると灌木とブッシュばかりとなる。乾季の終わりの時期で枯れ草が目立つ。山道でバイクを見かける。途中で道が分かれ、バイクはジグザク道を登り、人はほぼ直登となる。バイクで9合目あたりまで行けるらしい。高度をあげていくと、ふもとのバトゥール湖と対岸のアバン山(2151m)が見えてくる。途中何度かオーストラリア人らしいグループとすれ違う。1時間半ほどで山頂小屋に到着。ここまで来ると、アバン山に隠れていたアグン山(バリ島最高峰の3014m。噴火が活発で登山は禁止)もうっすら見える。山頂小屋から5mくらい下りたところの熱気孔に生卵を仕込む。20分後に固茹で卵が完成し、温かい飲み物、パン、フルーツとともに朝ごはんをいただく。山頂(1717m)を通り、中央火口の周りを半周しながら、バトゥール山のいわれを聞く。昔は3000m級の山だったが噴火で陥没して今の標高になったそうだ。近年も噴火を繰り返して溶岩流が重なっている様子が、山頂からも植生の違いで見てとれる。足元の赤茶けた溶岩は富士山に似ている。下山を開始すると、しばらくはふかふかの火山灰の道で1足ごとにざざっと距離を稼げる。富士山の大砂走りにそっくりである。やがて岩がちの道になりあっという間に下山口の寺院に到着した。

下山後は、バトゥール湖ほとりの温泉(広大な温水プール)にゆっくりつかり、インドネシア料理のブッフェを楽しんでから車で宿に戻った。夜は宿の近くの王宮でレゴンダンスを鑑賞。

(10/27)ガイドの車の迎えでウブド近郊のスバリ村に向かう。この日と翌日の2日間のガイドは昨日とは別会社(APA!)となる。説明を聞きながら田んぼの間の道を歩いていく。スバリ村の水利システム「スバック」は世界遺産に登録されているらしい。ガイドさんは農作業をしている方に声を掛け、細い畦道にもどんどん入って様子を見せてくれる。畦道にはいろいろな花が咲いている。可憐なオジギソウに、巨大なココヤシ。しばらくして田んぼを離れ、隣村との境界の原生林を通り、渓谷を渡る。狭くて深い谷にかぼそい橋が掛かっているのを恐る恐る渡る。田んぼを見渡せる小屋が終着点で、クリスピーライス(米をせんべい状に揚げたスナック)とお茶を頂いた。

いったん宿に戻った後、午後はティルタ•スダマロ寺院にて、バリ島独特の沐浴(ムルカット)を体験した。インドネシアの正装を貸してもらって着用し、お祈りをして水に打たれるというもので、なかなか得がたい経験である。この夜はケチャを見ようとしたが残念ながら休演だったため、昨夜とは別の会場にてレゴンダンスを鑑賞した。

(10/28)宿の無料送迎サービスにて、ウブド市内のイバホテルに向かい、チャンプアンリッジウォークを散策する。景観はよいが、リゾート地としてホテルが次々建設されているところらしく、大自然という感じではない。暑さにめげ、終着点で折り返すのはやめて田んぼの中のカフェで一休みしてから、タクシーでモンキーフォレストまで移動。数多くの猿が放し飼いにされている園内を歩いて見て回る。ザックを背負っていると荷物を狙われ、Lは背中に飛び乗られた。荷物を腹側に抱えるようにすると大丈夫なようだ。モンキーフォレストから宿まで徒歩で戻る。

午後はまたガイドの車で、もうひとつ別のムルカットの名所・スバトゥの滝に行って沐浴をする。昨日とはお祈りの手順や水の流れが違うのも面白い。宿に戻った後、それぞれの飛行機の時間に合わせてデンパサール空港まで宿の送迎車で送ってもらった。(Y)

<コースタイム>(10/25)成田空港(/10:45)=デンパサール空港(17:30/19:10)=カキアンバンガロー(20:10/泊)
(10/26)カキアンバンガロー(/4:30)=トヤブンカ登山口(5:40/5:50)-山頂小屋(8:00/8:55)-バトゥール山山頂(9:10/9:15)-パサルアグン寺院(9:55/10:00)=トヤブンカ温泉(10:15/12:25)=カキアンバンガロー(13:55/泊)
(10/27)カキアンバンガロー(/8:00)=出発地点(8:40)-小屋 (10:05/10:50)=カキアンバンガロー(11:15/13:00)-ティルタ・スダマロ寺院(13:50/15:15)-カキアンバンガロー(16:05/泊) (10/28)カキアンバンガロー(/8:05)=イバホテル(8:15)-チャンプアンリッジウォーク-カフェ (9:10/9:40)=モンキーフォレスト入口(9:50/10:00)-モンキーフォレスト入口(11:00)-ココスーパー(11:10/11:30)-昼食(11:40/12:10)-カキアンバンガロー(12:20/12:30)=スバトゥの滝(13:10/14:50)-カキアンバンガロー(15:40/)=デンパサール空港
※現地の時間は現地時間表記(現地時間8:00は日本時間9:00)
<参加者>2名